＜ざ瘡（ニキビ）＞

額に出来たニキビです。小さな紅いニキビが額全面に分布しています(A)。過酸化ベンゾイルまたはアダパレンを就寝前に塗って頂き、一般的な抗生剤外用薬を昼間塗って頂きます。加えて患者さんの性別、ざ瘡の状態により選んだ漢方薬を内服して頂きます。徐々にニキビが枯れてきます(B：写真は10日目)。新しいニキビが出来にくくなるため、時間と共にニキビは目立たなくなります(C：写真は30日目)。紅い大きな炎症性のニキビが有る場合は、抗生剤の内服をして頂くこともあります。漢方薬は効果を診ながら変更することが有ります。他の皮膚症状と患者さんの生活状態などから必要と判断された場合は、ビタミン剤の内服を一定期間処方することが有ります。

※写真は症例の内、表示しやすいものです。全てが同じ日数で同じ状態になることは有りません。

※難治性のニキビや炎症の激しい集族性のニキビには、自費診療のレーザー治療が効果的な症例も有ります。

＜乳児脂漏性湿疹＞

乳児に出る湿疹です。赤ちゃんは生後1ヶ月頃から皮脂の分泌が増えます。時間と共に写真の様に黄色いカサカサが出て来ます。沐浴時にお湯で優しく洗い流して下さい。洗剤を使うときは泡立てた泡で優しくなぜて下さい。治療は保湿剤をメインに使います。

＜粉瘤＞

首の後に出来た直径15mm程度の粉瘤です(A)。消毒をしてマークを付けた後に局所麻酔をします。この症例では皮膚をくり抜いた後に粉瘤の袋を周囲から切り離して取り出します(B)(C)。最後に切開創を縫い合わせます。皮下腫瘍（かたまり）は摘出後に悪性のものが含まれていないか病理検査を行います。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜粉瘤＞

背中に出来た直径10mm程度の粉瘤です(A)。左症例と同様に切開し(B)、切り取り(C)、縫合します(D)。手術時間は15分程度ですが、大きさや周囲との癒着により長くなることもあります。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜炎症性粉瘤＞

炎症を起こしてしまった背中の粉瘤です。直径20mm程度に腫れています(A)。消毒をしてマークを付けた後に局所麻酔をします。この症例ではメスで切開し中の膿を出来るだけ取り出し、可能ならば袋も取り出します(B)。生理食塩水で中を洗浄し、縫わずにガーゼを詰めて、通院しながら経過を診ます。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜陥入爪＞

左母趾の陥入爪です。左母趾の外側が腫れています(A)。歩くときに左母趾先に激痛がありました。消毒、局所麻酔をして、痛みが無い状態で爪の状態を確認します(B)。局所麻酔の一刺し目は麻酔が効いていないので痛みを伴います。爪棘があれば、それを切り取ります(C)。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜陥入爪＞

左母趾の陥入爪です。左母趾の外側が腫れています(A)。歩くときに左母趾先に激痛がありました。消毒、局所麻酔をして、痛みが無い状態で爪の状態を確認します。局所麻酔の一刺し目は麻酔が効いていないので痛みを伴います。爪棘があれば、それを切り取ります(B)。陥入爪は、患部に肉芽を伴うことがあります。その場合は、電気メス等で肉芽を焼き取ったり、切除することもあります。痛みの原因が爪棘だけの場合は、直後から歩行時痛がなるなります。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜ピアス摘除＞

他院で填めたり、自分で填めたピアスのトラブルの処置や手術です。填めたピアスがめり込んでしまった方です。前方に有るはずのピアスが見えません(A)。後はぶら下がった様になっています(B)。消毒、局所麻酔後、メスで小さく切開して取り出しました(C)。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜ピアス摘除＞

他院で填めたり、自分で填めたピアスのトラブルの処置や手術です。ピアスの留め具が耳たぶに入り込んでしまった方です。前方にも後方にもピアスは無く、触れると小さなシコリを感じる程度でした(A)(B)。消毒、麻酔後に留め具の大きさ程度の切開をして(c)取り出しました(d)。

※手術には、出血や二次感染のリスクが伴います。術後1-2週間は、安静にして頂きます。

＜ピアス孔作成＞

ピアス孔は専用の機械を用いて行います(写真)。消毒後、耳たぶの希望の場所に手術用のペンでマークを付けて頂きます。医師が確認を行い、左右差、耳とのバランスをチェックした後に、施術部位を麻酔の代わりに冷やして感覚を鈍らせた後、ピアスを機械で装着します。装着は一瞬で終わります。ピアスはアレルギーを誘発しにくい素材になっています。

＜ピアス孔作成：片側\5500(税込み)＞

※皮膚に孔をあける処置の為、出血や二次感染のリスクが伴います。装着部位に腫れや痛みが出た場合には、自己処置せずに受診して頂く様にお願いしています。

＜ピアス孔作成＞

写真の様に左右の耳は形、大きさ、傾きが異なります。患者さんがマークされた後、マークの位置を修正することも有ります。写真の装着は一瞬で終わってしまいます。マークから装着まで10分程度です。

＜ピアス孔作成：片側\5500(税込み)＞

※皮膚に孔をあける処置の為、出血や二次感染のリスクが伴います。装着部位に腫れや痛みが出た場合には、自己処置せずに受診して頂く様にお願いしています。

＜ふくらはぎボトックス＞

ボツリヌストキシンを筋肉に注射して筋肉を麻痺させるボトックス注射をふくらはぎに注射します。ハイヒールを履いたときに盛り上がる腓腹筋に注射します(A)。しばらくすると麻痺して使わない腓腹筋は痩せてふくらはぎが細くなり、ハイヒールを履いたときの筋肉の盛り上がりが目立たなくなります(B：写真は10日後です)。

＜ふくらはぎボトックス：両側\82500(税込み)＞

※筋肉に注射をしますので内出血のリスクがあります。

※必要以上量の注射やヒラメ筋への注射が原因で必要以上に効果が出てしまうことも有りますので、欲張らず慎重に注射する必要があります。

＜ふくらはぎボトックス＞

ハイヒールを履いたときに盛り上がる腓腹筋に注射します(A)。しばらくすると麻痺して使わない腓腹筋は痩せてふくらはぎが細くなり、ハイヒールを履いたときの筋肉の盛り上がりが目立たなくなります(B：写真は1週間後、C：3週間後です)。

＜ふくらはぎボトックス：両側\82500(税込み)＞

※筋肉に注射をしますので内出血のリスクがあります。

※必要以上量の注射やヒラメ筋への注射が原因で必要以上に効果が出てしまうことも有りますので、欲張らず慎重に注射する必要があります。

＜腋汗ボトックス＞

腋汗ボトックスは、腋汗を出なくするボトックス注射です。汗腺と言う汗の入った袋を収縮させる筋肉を麻痺させて、袋から汗が送り出されない様にします。ボトックス注射は半年程度で元に戻ります。腋の脱毛をされた方は汗が流れ落ちやすくなっていますので、特にお勧めです。

＜腋汗ボトックス：女性両側\55000(税込み)＞

＜腋汗ボトックス：男性両側\66000(税込み)＞

※注射をしますので内出血のリスクがあります。

※腋汗にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があります。ボトックスは、エクリン腺の汗に有効です。

＜腋汗ボトックス＞

腋汗ボトックスは、写真のように万遍なく腋汗が出る部位に注射します。注射の生理食塩水による膨らみは30分程度で消失します。腋の脱毛をされた方は汗が流れ落ちやすくなっていますので、特にお勧めです。痛みが心配な方には有料の麻酔クリームが可能です。処置は、たいていの場合片側で5-10分で終了します。

＜腋汗ボトックス：女性両側\55000(税込み)＞

＜腋汗ボトックス：男性両側\66000(税込み)＞

※注射をしますので内出血のリスクがあります。

※腋汗にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があります。ボトックスは、エクリン腺の汗に有効です。